|
|
|
■シリーズ 「不妊」
赤ちゃんが出来やすい体作り
no.6
プロラクチンのはなし
高プロラクチン血症の方は、赤ちゃんが出来にくくなります
プロラクチンとは
ホルモンのひとつです。
一般的に、妊娠時、授乳期にはプロラクチンの値が高くなります。乳腺を刺激する働きがあり、乳汁を分泌する働きをもつホルモンです。
高プロラクチンになると?
妊娠しにくくなります。
不妊症の方の3人に1人が高プロラクチン血症、もしくは潜在性高プロラクチン血症(夜になるとプロラクチンの濃度が高くなる方)と言われます。
血漿プロラクチン(PRL)濃度が高くなると、卵胞が発育しにくくなり、排卵がうまくいかず、高温期と関係するホルモンの働きが弱くなります。
また、お乳が漏れ出たり、生理不順にもなりやすいです。
◆基礎体温表◆
◇2層が出にくくなります。低温期と高温期の区別がつかない、もしくは分かりにくいです。 1層になりやすいです。
◇高温期への移り変わりに、数日かかるといったように、高温期への移りかわりに時間がかかりやすいです。
◇高温期がギザギザ、高温期が低くなりやすいです。
中国医学・漢方薬では?
中国医学で考えた場合、一般的に多いタイプは下記の症状の方です。
『生理がくるのはまれである、もしくは無月経、冷え症、疲れやすい、胸が張りやすい』
上記以外の場合では、『のぼせやすい、手のひら、足の裏がほてりやすい』という方もみえます。
症状の違いにより、体質の違いにより、ご説明する漢方薬が異なります。
赤ちゃんが出来やすい体作りにおいて、プロラクチンの値も重要な項目になります。
|
|