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■シリーズ 「更年期」
40代−50代も健康的な毎日を
肝、心、腎の働きを整える
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no.1
「腎」のはなし
中国医学で考える「腎」と女性ホルモン/35歳からのしたく
中国医学では、2000年前の医学書−黄帝内経(こうていだいけい)に、女性は7の倍数で節目をむかえると記載されています。
女性ホルモンをあてはめますと、年齢別分泌量とも考えられます。
女性の場合、35歳から衰えがはじまり、40代になると生理不順など変化を感じやすくなります。
7歳:永久歯も生え、髪も伸びてくる
14歳:初潮がくる
21歳:体が成熟し、女性らしくなる
28歳:髪も多くしっかりして、女性として最も充実する
35歳:顔の色つやが衰え始める、髪が抜けやすくなり、ほおの張りがへり、小じわもできやすくなる
42歳:顔がやつれやすくなり、しわが増え、白髪が出はじめる
49歳:閉経をむかえる
これは「腎精(じんせい)」とよばれる、体の基本物質を表したものであり、「腎精」が不足すると体の衰えが始まります。
中国医学で考える「腎」についての紹介です。
※現代医学で考える「腎臓」と異なります。 |
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@生殖機能
男女ともに性ホルモンに関わります。不妊症、更年期障害。
A成長過程
発育、老化に関係。老化防止を考えるときに「腎」は大切になります。
B水分代謝の調節
多尿、頻尿、失禁/口渇
C生命力・精力を貯蔵
D毛 髪:白髪、抜け毛、髪の乾燥(ぱさつき)
E耳:耳鳴り、難聴
F骨・歯
G骨髄・脳:物忘れ、痴呆
H気を納める:ぜんそく
I腰との関係:腰の重だるさ
このような症状・状態があてはまる場合「腎虚(じんきょ)」と考えます
「腎虚」にはこのような分類もあり、選ぶ漢方薬がかわってきます。 |
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●「腎虚」かつ冷える症状があるエネルギー不足の方
→「腎陽虚(じんようきょ)」
●「腎虚」かつのぼせやほてる症状がある体液不足の方
→「腎陰虚(じんいんきょ)」
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