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よくいただくご質問
■中国医学で考える「がん」
2.「情報系」の混乱としての癌
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 癌は多細胞生物の病気であって,細菌やアメーバなど単細胞生物には癌はありません。
 多細胞生物では,"調和"を保つために,個々の細胞が勝手な行動をとらないためのシステムが働いています。(個々の細胞と高次の体制の間に情報の交換があります。)
 癌細胞は,この多細胞生物の情報・規制システムから逸脱した欠陥細胞であると言えます。ただし単に情報系だけの欠陥であるかどうか,それはわかりませんが、情報系の混乱が「癌」を発する、と理解してよいでしょう。
 癌がデキモノ・はれものとは違うということは、まずこのような「情報系」の混乱こそが癌である、ということです。
 また、治し方においても、この「情報系の混乱」ということを念頭に置く必要性が高いと考えます。
 確かに、「西洋医学」(主として手術・抗ガン剤・放射線の三大療法)は、既に生命を急速に脅かしはじめた「癌という病気」の、切迫した当面の状態を乗りきるためには有力なよい方法です。
 しかし、このような情報系の混乱を鎮めたり、それを正常の方向に向かわせることでは「西洋医学」の三大療法はほとんど無力です。西洋医学での抗ガン剤や放射線療法は、正常細胞にとって有毒であるゆえに、「情報系」に更に混乱を起こす可能性もある、といえます。これがいわゆる「副作用」といわれるものです。〈癌も身の内〉であるからこそ,癌細胞を徹底的にたたこうとすると患者の方(宿主)も参ってしまうというジレンマが生じるのです。
 分かりやすい表現をいたしますと、西洋医学は、当面の緊急事態は切り抜けても、更に「情報系」を混乱に落としこんでしまうという宿命を担うことが多く、結局多くの患者の方は医師の想定通り、手の施しようがないという状態がいずれやって来ることが多いです。
 そして、多くの方が、なんとか助かりたい一心で、漢方薬やサプリメントを求めに走るわけです。しかし、残念なことに、漢方薬もサプリメントも、あたかも西洋医学の抗ガン剤のように考えられて用いられているのが現状です。


1.はじめに
2.「情報系」の混乱としての癌
3.情報系の調和を取り戻すには?
4.放射線療法・化学療法が癌に効く理由とは
5.癌における中国医学の役割
6.癌治療、いわば”国家総戦力”と似ている
7.癌戦場の主力部隊と援軍
8.「羅針盤」の無い航海とは
9.むすび:少しでもお役に立てたらさいわいです

 

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