漢方薬・中国医学の専門店:健康相談薬局さかいや

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よくいただくご質問
■中国医学で考える「がん」
8.「羅針盤」の無い航海とは
→中国医学で考える「がん」目次へ

 いま、私の手許に『抗癌中薬の臨床応用』(医歯薬出版)という立派な専門書がありますが、この中には癌に対して一応経験的に有効と伝えられる生薬(薬草)が、約80種類ほどの生薬が載っています。漢方薬という処方(複数の薬草などが組み合わさったもの)になって現在市販されたり、医療現場で使われているものも、がんによいものが10種類くらいはありますし、健康食品にも20や30種類はあるでしょうから、数えあげれば100を越します。
 ですので、何の羅針盤も無しに、これらを、1カ月に1種類ずつ次々に用いるとしたら、100カ月、つまり10年近くかかります。
 またもし、中国医学において3種類を組み合わせることがより良いと考える場合、その組合せは、単純には100の3乗、つまり100万種類の組合せがあるということになります。これでは海原に、何の知識も羅針盤もなく飛び出してゆくようなものです。
 しかも注意し無ければならないことは、サプリメント・健康食品は(薬とは違い)どれでも安全でかつ役立つとは限りません。かえって虚証の方がもっとひどくなる例も少なくないのです。
 癌との戦いがいわば「国家総力戦」だと考えますと、西洋医学も、漢方医学も、サプリメントも、夫婦や家族のあり方も、全てこの闘いのために可能の限り総力を結集して、しかも全てが道理と情理に叶った形になるべきと考えます。このうち一つでも欠けますとなかなか勝利できないのです。


1.はじめに
2.「情報系」の混乱としての癌
3.情報系の調和を取り戻すには?
4.放射線療法・化学療法が癌に効く理由とは
5.癌における中国医学の役割
6.癌治療、いわば”国家総戦力”と似ている
7.癌戦場の主力部隊と援軍
8.「羅針盤」の無い航海とは
9.むすび:少しでもお役に立てたらさいわいです

 

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